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冒険家クラブの冒険談
¥1,000
「冒険家クラブの冒険談 ぞっとするような六つの話」 著者:五人の男と一人の女 訳者:平山雄一 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:1,000円 判型:新書判 刊行:2025年1月 探偵小説史の裏に生きたシリング・ショッカー ヴィクトリア朝時代の人々が実際に楽しんだのはこれだ! 切り裂きジャックを描いた最初期の小説! 本書はThe Adventures of the Adventurers Club, A Shocker in Six Stories (Five men & a woman 1890)の全訳である。いわゆる「シリング・ショッカー」と呼ばれる読み物で、一シリングという単行本よりは安い価格(ちなみにストランド・マガジンも一シリングだった)で売られたペーパーバックだ。著者名も「五人の男と一人の女」という、語り手そのままであって本来の著者名は明記されていない。これは『ある刑事の回想録』 (ウォーターズ、ヒラヤマ探偵文庫)以来の、語り手すなわち著者名とする習慣が引き継がれているのだろう。おそらくこの本は娯楽のために読み捨てられていたのではないかと思われる。同様に読み捨てられていた定期刊行物には青少年を読者として想定した「ペニー・ドレッドフル」があったけれども、当時は十二ペンスで一シリングだったので、価格としては十二倍になるし、本書中には英語の註なしにフランス語が使われたりもしているので、読者はフランス語も分かる、ある程度上の階級に属する人々だったと思われる。親しい人々が集まって話を披露するという形式は、 「デカメロン」以来よくある形だが、日本でも江戸川乱歩「赤い部屋」や野村胡堂「奇譚クラブ」がある。 【目次】 冒険家クラブとは何者か? ジュリアン・ストラハンの話 外国人街にて 会長の話 陪審員長 家畜処理場 女性会員の話 訳者解説
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赤い塔の家
¥700
「赤い塔の家」(森下雨村少年少女探偵小説コレクション2) 著者:森下雨村 解説:湯浅篤志 判型:新書判 52ページ 価格:700円 刊行:2025年1月 2023年に刊行された「森下雨村少年少女探偵小説コレクション」のシリーズ第2弾! 無言の声が聞こえる。光子のテレパシーを感じる! 幽霊騒ぎの中で能力者に覚醒した純子の活躍を描く大正時代(1918年)の冒険科学小説!! 本巻には、森下雨村の冒険科学小説「赤い塔の家」(『少女の友』大正7年7月~12月号)が収録されている。――赤い塔の家にある、開かずの部屋で起こる幽霊騒ぎがきっかけで、物語が動き始める。『少女の友』に連載されていたので、登場人物の中心はローティーンの一郎や純子、光子の姉妹であり、彼らの行動が、読者の〈恐いもの見たさ〉を煽るものとなっていた。 千里眼やテレパシーなどの超常現象も描かれ、作品を支えるものとしてあった。この時期、つまり大正7(1918)年の小説としては、たいへん珍しい題材だといえるだろう。また物語の舞台である赤い塔の家も、栃木県の中禅寺湖の湖畔にあるという設定になっていた。子供たちが夏休みに出かける避暑地の雰囲気を存分に出している。雨村は、夏という季節の連載を意識して、題材を扱っていた。その赤い塔の家には、大きな秘密が隠されていたのである。はたして彼らは、秘密を解くカギを探すことができるのであろうか?
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ヴィクトリア朝の上流階級
¥1,500
「ヴィクトリア朝の上流階級」 平山雄一訳・解説 判型:A5版152ページ 価格:1500円 刊行:2024年11月 『ヴィクトリア朝の上流階級』は、ヴィクトリア女王即位六十周年の記念として発行された写真集 NOTABLES OF BRITAIN の全訳です。1897年に刊行されたこの作品は、当時のイギリス上流階級の著名人たちの写真と直筆を集めたアルバムであり、シャーロック・ホームズが活躍したヴィクトリア朝後期を舞台とする人物たちが一堂に会しています。本書は直筆部分を省略していますが、収められている人物たちの経歴や評価については、訳者が解説を加えています。 登場する人物には、ヴィクトリア女王を筆頭に王室の方々や貴族たちをはじめ、クリミア戦争に従軍した看護師のフローレンス・ナイチンゲールや、『ジャングル・ブック』などで知られるノーベル賞作家ラドヤード・キプリング、冒険小説『洞窟の女王』で有名なH.R.ハガード、その他有名や俳優や芸術家など、19世紀を代表する面々が揃っています。ホームズが捜査の途中で彼らと出会っていたかもしれないという想像を巡らせながら楽しめる写真集です。 また、ファッション好きの方には当時のメンズファッションの隆盛を知るための貴重な資料としても役立つ内容になっています。
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翻訳文学紀行Ⅵ
¥990
様々な言語で書かれた世界中の物語の翻訳書を出版するひとり出版社「ことばのたび社」がお送りする翻訳同人アンソロジー待望の第6弾! 第6巻となる本書では、英語文学(アメリカ)、ハンガリー語文学(ハンガリー)、アラビア語文学(パレスチナ)、ドイツ語文学(オーストリア)、華語文学(中華民国)といった世界のバラエティ豊かな言語による個性的な作品たちをそれぞれの翻訳者が読者の皆さんにお届けします。 収録作品 「ストーリーテラー」より二篇 英語文学(アメリカ) レスリー・モン・シルコウ著/大松智也訳 「中央署当直にて」 ハンガリー語文学(ハンガリー) レィテー・イェネー著/中井杏奈訳 「ワーディ・ニスナースの新しい地図」 アラビア語文学(パレスチナ) ターハー・ムハンマド・アリー著/西道奎・溝川貴己訳 「ゴットランド島」[第一部第三章「カインとアベル」] ドイツ語文学(オーストリア) ミヒャエル・スタヴァリチ著/高田緑訳 「鉄漿」華語文学(中華民国) 朱西甯著/蘭豪訳
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森下雨村犯罪実話集
¥1,200
「森下雨村犯罪実話集」 森下雨村 湯浅篤史・編 判型:新書判 110ページ 価格:1200円 刊行:2024年9月 フランスの名探偵ギュスターヴ・マセやゴロンが活躍する実話やウィルキー・コリンズ「月長石」やS・S・ヴァン・ダイン「グリーン家殺人事件」に影響を与えた「コンスタンス・ケント事件」などの大正、昭和の探偵小説ブームを牽引した森下雨村が蒐集してきた西欧犯罪実話から描いた作品集です。 (編者解説) 本巻には、「死体を無くした男」「冷酷無情 カザリン・ヘーズ」「コンスタンス・ケント事件」「鼠を飼う死刑囚」「十五萬ポンドの頸飾」「噫無情」の六編の英仏犯罪実話が収録されている。 「死体を無くした男」は、パリ警視庁のギュスターヴ・マセの活躍、「冷酷無情 カザリン・ヘーズ」は、カザリン・ヘーズの残虐な殺人をそれぞれ描いている。「コンスタンス・ケント事件」は、ウィルキー・コリンズ「月長石」やS・S・ヴァン・ダイン「グリーン家殺人事件」に影響を与えたといわれる事件であった。「鼠を飼う死刑囚」は、アーサー・グリフィスが描く、動物好きの死刑囚の話であり、「十五萬ポンドの頸飾」は、フランスからイギリスに送った十五萬ポンドの頸飾がすり替えられたところから始まる話だ。「噫無情」は、マセと並ぶフランスの名探偵ゴロンの捜査法を語っていた。いずれの作品も、森下雨村の好みが伝わる、読み応えのある犯罪実話であるといえるだろう。 ■目次 死体を無くした男 冷酷無情 カザリン・ヘーズ コンスタンス・ケント事件 鼠を飼う死刑囚 十五萬ポンドの頸飾 噫無情
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英国犯罪実話集3
¥2,100
「英国犯罪実話集3」 アルフォンス・ベルティヨン他・著 平山雄一・訳 判型:新書判 198ページ 価格:2100円 刊行:2024年9月 事件発生から七年後に発表された切り裂きジャック事件のパンフレット収録! ストランド・マガジンのイラストを多数収録したヒラヤマ探偵文庫オリジナル編集によるイギリスの犯罪実話集の第3弾です! 今回もストランド・マガジンに掲載された犯罪関係の記事を集めてすべてのイラストを収録、さらに1895年にカナダで発行された、ウェインライト事件と切り裂きジャック事件を描いた実話パンフレット全訳を収録(『犯罪と犯罪者の記録 第一号』)しました。新聞記事以外で、切り裂きジャックについて書かれた最初期の資料ではないでしょうか。 収録作品は以下の通りです。 ■目次 『小説のような犯罪実話譚 二人の有名スコットランド・ヤード刑事の体験談』 『エジプトの「シャーロック・ホームズ」ベドウィン族追跡者の方法』 『証言の価値とは何か?』 『最新犯罪捜査法グロス・システム』 『ラッフルズは実在するのか? 紳士強盗の伝説』 『犯罪者は外科手術で治癒できるのか?』 『裁判所の風景――刑事法廷』 『世界最大の探偵事務所ピンカートン社の歴史』 『犯罪と犯罪者の記録 第一号』 (おことわり) 「英国犯罪実話集1」につきましては、版元在庫なしにつき、お取り扱いがありません。 「英国犯罪実話集2」につきましては、在庫僅少となっております。
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趣味のモダン・アラカルト 大正・昭和・戦後のひととき
¥1,700
2024年5月の文学フリマ東京で発表されたヒラヤマ探偵文庫の新刊になります。 「趣味のモダン・アラカルト」 著者:湯浅篤志 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:1,700円 刊行:2024年5月 大正文学研究者の著者がインターネット上のブログに書き綴ったものから〈趣味のモダン〉というテーマで抜粋し、一部加筆修正等行ったエッセイ集です。論創社から2010年に刊行された「夢見る趣味の大正時代-作家たちの散文風景-」の続編ともいえるエッセイ集になります。 大正から昭和、そして戦後へと続く、文人、世間の〈趣味〉への関わり方が書かれています。 巻末には、青木槐三が昭和4年に「サンデー毎日」に掲載した「駅弁名物 汽車の旅」の解説も収録。昭和初期の駅弁に興味のある方は必読です。 〈版元より〉 大正、昭和から戦後へと続く、文人、世間の〈趣味〉への関わり方をとりあげたエッセイ集。大正文学研究者、湯浅篤志『夢見る趣味の大正時代』(論創社、2010)の続編になります。大正の初めは不景気の時代でした。すぐに第一次世界大戦が始まり、関東大震災があり、昭和を迎えます。モダンの喧噪にあけくれ、辛く悲しい戦争を生き、戦後なってようやく生活を取り戻すことができました。そうした時代を生きてきた市井の人々は、どのようにして普通の生活を楽しんできたのでしょうか。文化の先端に触れ続ける文人たちの〈趣味〉のまなざしを通して、世間の流行や現象にに切り込んでいきます。また、鉄道ジャーナリスト青木槐三が昭和4年に書いた「駅弁名物 汽車の旅」(『サンデー毎日』所収)を取り上げ、日本全国の駅弁を紹介します。こんなにたくさんの美味しそうな駅弁があったんですね。戦前の駅弁研究家は必携です。
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テリーの日本案内 大正3年版
¥1,900
2024年5月の文学フリマ東京で発表されたヒラヤマ探偵文庫の新刊になります。 「テリーの日本案内 大正3年版」 訳者:平山雄一 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:1,900円 刊行:2024年5月 東京駅が開業し、宝塚歌劇団が第一回公演を行った大正3年。夏目漱石が「こころ」の連載を開始し、コナン・ドイルが「恐怖の谷」の連載を開始した大正3年。そして、新シーズン「柱稽古編」の放送が2024年5月からスタートした人気アニメ「鬼滅の刃」の舞台となっている大正時代。そんな時代の日本の歩き方を示したガイドブックの翻訳版です。 日本への渡航方法から費用、日本での過ごし方やそこに暮らす人々に関することまで記された大正時代の日本旅行ガイドブックです。 〈版元より〉 本書は Terry`s Japanese Empire including Korea and Formosa, A Guidebook for Travellers (T. Philip Terry, Houghton Mifflin Company, 1914)の、日本旅行における一般的な情報の 中から現代の読者の興味をそそりそうな部分を選んで翻訳したものです。大正時代の旅 行ガイドブックは国内にも多数ありましたが、当時の人にとっては当たり前のことでも、 現代人には予想もつかないこともたくさんあります。それは当時の外国人にとっても同 じことで、そういう細かな点を丁寧に解説してくれているのが、われわれにとってまた とない情報になるでしょう。 この本が出版された 1914 年は大正 3 年です。事態背景としては、海軍の大規模汚職事 件であるシーメンス事件、東京駅開業、宝塚少女歌劇第一回公演、夏目漱石『こゝろ』 連載開始、コナン・ドイル『恐怖の谷』連載開始、第一次世界大戦勃発、パナマ運河開 通、雑誌『少年倶楽部』創刊といったことがありました。 また『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴)の時代設定を研究した泉国さんによると、物語がはじ まったのはこの前年大正 2 年だそうです。 詳しくは https://kimetsu-i.com/jidaisettei-taisyou-nannnenn/
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海老足男との対決 アガサ・クリスティ愛誦探偵小説集1
¥2,400
SOLD OUT
2024年5月の文学フリマ東京で発表されたヒラヤマ探偵文庫の新刊になります。 「海老足男との対決 アガサ・クリスティ愛誦探偵小説集1」 著者:ヴァレンタイン・ウィリアムズ 訳者:平山雄一 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:2,400円 判型:新書判 刊行:2024年5月 アガサ・クリスティ「二人で探偵を」でパロディ化された国内未訳作品を初めて翻訳! 第一次世界大戦下のドイツを舞台にしたスパイ小説がヒラヤマ探偵文庫から本邦初訳で登場です。行方不明の兄を探す若きイギリス人将校デズモンド・オークウッドとドイツ皇帝の手紙を追う秘密諜報部員〈海老足男〉!息をもつかせぬ波瀾万丈の愛と冒険のストーリーです。 〈版元より〉 「アガサ・クリスティ愛誦探偵小説集1」をお届けする。 このシリーズ名を冠するのは、クリスティの『おしどり探偵』または『二人で探偵を』として邦訳がある『Partners in Crime』(一九二九)にちなんでいるからだ。この連作短編集はさまざまな名探偵のパロディであり、取り上 げられているのはコナン・ドイルのホームズ、フリーマンのソーンダイク博士、チェスタートンのブラウン神父、 エドガー・ウォーレス、オルツィの隅の老人、メースンのアノー探偵、クロフツのフレンチ警部、ベイリーのフォ ーチュン、そしてクリスティ自身のポアロがパロディ化されている。しかしそれ以外にも我が国にはまだ紹介され ていない名探偵は複数いる。そのうちの一人が、本書のオークウッド兄弟で、「怪しい来訪者事件」または「珍客到来」(The Adventure of the Sinister Stranger)でパロディ化されている。これらの未訳作品を紹介してはどうか という示唆を戸川安宣氏からいただいたので、このシリーズを始めた。 本署はヴァレンタイン・ウィリアムズ(Valentine Williams 一八八三~一九四六)のTHE MAN WITH THE CLUBFOOT (1918)の全訳である。著者ウィリアムズはジャーナリストとして活躍し、第一次世界大戦中は従軍記者から軍人となり、勲章を受章する活躍をした。戦後は再びジャーナリストに戻り、小説も書き始めた。第二次世界大戦時に はイギリス情報部の一員として、国家に貢献をした。
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翻訳編吟14
¥550
SOLD OUT
翻訳同人:翻訳ペンギン製作の翻訳同人誌。2024年春の文学フリマ東京で販売される最新第14号です! こちらの商品は、商品入荷後順次発送となります。 ■収録作品 灰色狼/ジョージ・マクドナルド 尼僧の悲劇/M・P・デア 村外れのパブ/トマス・バーク ポンカポグの新しいお隣さん/トマス・ベイリー・オルドリッチ 隣り合わせた男/ルーシー・モード・モンゴメリ ジャン・ブション/セイバイン・ベアリング=グールド 幽霊の転職/フランク・R・ストックトン(3号から再掲) 幽霊つき物件/フランク・R・ストックトン 銀の盾の騎士/レイモンド・マクドナルド・オールデン 海賊ごっこ/E・F・ベンスン
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一攫千金のウォリングフォード
¥3,100
2024年2月のCOMITIAで発表されたヒラヤマ探偵文庫の新刊になります。 「一攫千金のウォリングフォード」 著者:ジョージ・ランドルフ・チェスター 訳者:平山雄一 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:3,100円 判型:新書判 刊行:2024年2月 「法律は俺の友達だ!」 エラリー・クイーンが選んだ世界の名短編集『クイーンの定員』の第39番に選出された傑作短編集がヒラヤマ探偵文庫から登場です! 主人公のウォリングフォードは、アメリカ中を飛び回る詐欺師。彼が各地で繰り広げる壮大な詐欺ストーリーをぜひご堪能ください! 〈版元より〉 George Randolph Chester GET-RICHI-QUICK WALLINGFORD (1908)の全訳で、 著者のジョージ・ランドルフ・チェスター(一八六九~一九二四)はアメリカの作家、脚本家、映画監督です。 この本はエラリー・クイーンが選ぶ短編探偵小説の殿堂『クイーンの定員』の第三十九番として選出されていて、クイーンはこう書いています。 「黄金時代第一期はこのとき頂点を迎えた。ウォリングフォードの壮大な詐欺話は『一攫千金のウォリングフォー ド』から始まった。その題名ほど内容を的確に伝えるものはない。これはアメリカのビジネス・ゴロの成り上がりと転落を描いた楽しい物語だ」 ウォリングフォードと名乗る詐欺師の詐欺師が、全米をまたにかけてあちらこちらで善良でちょっと貪欲な人々を騙して金を巻き上げるという、痛快な短編集です。
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ラヴデイ・ブルックの事件簿
¥2,100
SOLD OUT
2023年秋の文学フリマ東京で販売されるヒラヤマ探偵文庫の新刊になります。 「ラヴデイ・ブルックの事件簿」 著者:キャサリン・ルイーザ・パーキス 訳者:平山雄一 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:2,100円 判型:新書判 刊行:2023年11月 ヒラヤマ探偵文庫が2023年秋に探偵小説好きの読者にお届けるのは、シャーロック・ホームズと同じ19世紀末に活躍した女性探偵ラヴデイ・ブルックを描く短編集です。たった一人で行動し決断する女性探偵ラヴデイ・ブルック。勤務する探偵事務所の所長とも対等に意見を交わし、所長からも一流の専門家として尊敬される彼女の活躍の物語をぜひとも堪能してほしいと思います。 〈版元より〉 『英国古典推理小説集』(岩波文庫)に一作品習得された短編集、キャサリン・ルイーザ・パーキス(Catherine Louisa Pirkis 一八三九~一九一〇)のThe Experiences of Loveday Brooke, Lady Detective (1894)の全訳です。収録作品は 玄関階段に残された黒い鞄 トロイテ・ヒルの殺人 レッドヒルの修道女 王女の復讐 短剣の絵 ファウンテイン・レーンの幽霊 失踪! の七作品で、どれも「シャーロック・ホームズのライバル」である女性私立探偵ラヴデイ・ブルックが見事解決をします。
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1930年のイギリス料理
¥3,100
2023年秋の文学フリマ東京で販売されるヒラヤマ探偵文庫の新刊になります。 「1930年のイギリス料理」 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:3,100円 判型:A5判 刊行:2023年11月 古き良き探偵小説を紹介するヒラヤマ探偵文庫が2023年秋にお届けするのは、なんと料理本! 1930年のイギリスの一般家庭の食卓を彩ったさまざまな料理のレシピが写真つきで掲載されています。およそ100年前のイギリス家庭料理を皆さんも再現してみませんか? 〈版元より〉 本書は “Bestway” Cookery Gift Book Sixth Book の翻訳です。 出版年は明記されていませんが、バースデーケーキの写真に「1930」とありますので、おそらく1930年か1931年の出版と思われます。 イギリスの一般家庭で供されることを想定した料理本ですが、出来上がりの写真が掲載されているのは珍しいと思います。 ケーキ パン・スコーン・ティーケーキ オードブル スープ 魚料理 寮の獲物と鶏肉 肉料理 熱いプディング 冷たいデザート セイボリーと朝食 野菜&サラダ ジャムとピクルス キャンディ&ボンボン サンドイッチ の各項目で、写真入りレシピを300種類以上ご紹介しています。 第一次世界大戦と第二次世界大戦のあいだ、探偵小説の黄金時代といわれたイギリスがイギリスらしかった最後の時代の家庭をお楽しみください。
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翻訳編吟13
¥500
SOLD OUT
翻訳同人:翻訳ペンギン製作の翻訳同人誌。2023年秋の文学フリマ東京で販売された最新第13号です! こちらの商品は、商品入荷後順次発送となります。 ■収録作品 アルジャーノン・ブラックウッド「ダッフルバッグ」 作者不詳「黒いルドルフのミサ曲~クリスマスの物語~」 ヒューム・ニズベット「古い肖像画」 セアラ・オーン・ジュエット「感謝祭の前日の夜」 フランク・R・ストックトン「ロンディーン町の時計の話」 チューダー・ジェンクス「ドラゴンのおはなし」 アンドルー・ラング「怠け者のアプレイウス」
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ほんやく日和vol.4
¥1,100
SOLD OUT
ほんやく日和 19-20世紀女性作家作品集 vol.4 同人倶楽部 ほんやく日和 関西圏で活動する翻訳者が集まって結成された『同人倶楽部 ほんやく日和』による同人誌。2019年に発行されたvol.1、2020年に発行されたvol.2、2021年に発行されたvol.3に続く待望の第4号です。 vol.4は過去3冊に比べてボリュームアップ! 10作品が収録されています。 「動物の子ども図鑑 その四」イーディス・ブラウン・カークウッド文/M・T・ロス絵 「パティ、大学へ行く」ジーン・ウェブスター 「名探偵ベイリスと空想の助手」キャロリン・ウェルズ 「運命」アダ・ネグリ 「長い道のり」エレノア・ポーター 「小さな黄色のモカシン」ジェーン・ペンツァー・マイヤーズ 「ゴーストフラワー、または白いクロウタドリの話」ジェーン・ペンツァー・マイヤーズ 「双子」イーディス・ネズビット 「ジョゼフィンを結婚させるには」エリザベス・ジョーダン 「四月の雨」イーディス・ウォートン
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二重の影
¥800
SOLD OUT
「二重の影」(森下雨村少年少女探偵小説コレクション1) 著者:森下雨村 解説:湯浅篤志 判型:新書判 70ページ 価格:800円 刊行:2023年9月 本巻には、佐川春風名義「幻の男」(『日本少年』大正13年1月号) と森下雨村名義「二重の影」(『少女倶楽部』大正12年1月号~4月 号)の二作品が収録されている。 「幻の男」は、江戸川乱歩「怪人二十面相」において博物館の館長に 化けるトリックの元ネタになった作品であるといわれている。主人公 の河合茂夫少年は、『日本少年』における雨村の少年探偵シリーズキ ャラクターである。掲載された『日本少年』大正13年1月号は、「少 年努力成功号」という特集であるが、関東大震災後なので、肩の凝ら ない、少年探偵の成功物語を、雨村は描きたかったのだろう。今回、 ようやく復刻することができた。 「二重の影」は、『少女倶楽部』創刊号から四ヶ月間連載された作品 である。創刊号からの掲載なので、力のこもった作品になっている。 ほぼ同時期に、雨村は『少年倶楽部』にも佐川春風名義で「少年探偵 富士夫の冒険」を連載していた。雑誌の読者集団が異なるので、その 書きぶりの違いに注目してほしい。 主人公、澤本美智子の目線にそって描かれた殺人事件は、『少女倶 楽部』の読者達に寄り添い、共感しやすいものなっていた。そこに は、生活に密着しながら、少しでも冒険を夢見る〈少女〉がいたので ある。はたして「二重の影」の「二重」とは、いったい何を意味する のであろうか。
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ある刑事の冒険談
¥2,100
SOLD OUT
「ある刑事の冒険談」 著者:ウォーターズ 訳者:平山雄一 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:2,100円 判型:新書判 刊行:2023年9月 本書は、Recollections of A Detective Police-Officer Second Series の全訳である。 ヒラヤマ探偵文庫既刊の『ある刑事の回想録』の続刊として、一八五九 年にロンドンのW.Kent社版から出版された。 一部では、シャーロック・ホームズ・シリーズが、初めての同一主人公 の連載読み切り短編探偵小説シリーズであり、そのおかげで人気を博すよ うになったとも言われているが、実際にはこのシリーズのように、すでに 連載読み切り短編という形式は存在していた。しかもチェンバース・エジ ンバラ・ジャーナルはコナン・ドイルの生まれ故郷エジンバラで発行され ていた雑誌なのだから、彼が子供の頃に手に取っていた可能性もある。 (もちろんコナン・ドイルは一八五九年生まれなので、もし読めたとして も古雑誌だったかもしれないが)。ただ毎月毎号掲載されたわけではな い。もっともそれくらいしかホームズ・シリーズとの差はない。われわれ が知らないだけであって、歴史は黙って繰り返されているのではないだろ うか。
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翻訳文学紀行Ⅴ
¥1,210
翻訳文学同人「ことばのたび社」による翻訳同人アンソロジーの記念すべき第5弾! 第5巻となる本書では、スワヒリ語文学(タンザニア)、中国語文学(中国)、ドイツ語文学(イタリア)、ポーランド語文学(ポーランド)、チェコ語文学(チェコ)といった世界のバラエティ豊かな言語による個性的な作品たちをそれぞれの翻訳者が読者の皆さんにお届けします。 収録作品 「バレンズィ」スワヒリ語文学(タンザニア) E・ケジラハビ著/小野田風子訳 「文天祥詩選」中国語文学(中国) 文天祥著/村田真由訳 「ロンボ」[抄訳]ドイツ語文学(イタリア) エスター・キンスキー著/中村峻太郎訳 「私はバリケードを築いていた」[抄訳]ポーランド語文学(ポーランド) アンナ・シヴィルシュチンスカ著/山本悠太朗訳 「ベター・ライフ」チェコ語文学(チェコ) ミハエラ・クレヴィソヴァー著/家田恭訳
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林檎の種
¥800
「林檎の種」 馬場孤蝶・訳 解説:湯浅篤志 判型:新書判 68ページ 価格:800円 刊行:2023年8月 銀行頭取を狙った連続殺人事件の犯人は? 1922年創刊されたばかりの「週刊朝日」に翻訳連載された馬場孤蝶訳の探偵小説! 銀行の頭取らを狙った連続殺人事件が発生。犯人は、殺人直後に犯行の電話を新聞社にかけていた。事件現場に残された「Z」と書かれた赤い紙切れと林檎の種。犯人は、殺人予告の手紙を送り、厳重な警戒の中でもやすやすと殺人を実行してしまう。新聞記者のシャムウェーは、殺人犯を捕まえるべくある計画を起こす。はたして、犯人は見つかるのか? 2023年5月30日号をもって休刊となった「週刊朝日」が創刊されたばかりの1922年(大正11年)に連載された探偵小説です。訳者は、当時探偵小説を読みふけっていたという馬場孤蝶。原作はエドウィン・ベアードの「Z」になります。
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英国犯罪実話集2
¥2,100
SOLD OUT
「英国犯罪実話集2」 ウィリアム・ル・キュー他・著 平山雄一・訳 判型:新書判 196ページ 価格:2100円 刊行:2028年8月 切り裂きジャックの正体を明かした怪僧ラスプーチンの書類とは? シャーロック・ホームズやマーティン・ヒューイットが連載された「ストランド・マガジン」は、様々な記事を載せる総合雑誌でもありました。 ロンドンの都会生活を余すことなく描き出していた「ストランド・マガジン」の中でも人気だったのが、犯罪実話記事です。 本書「英国犯罪実話集2」は、「ストランド・マガジン」に掲載された各種犯罪実話、犯罪捜査手法関係の記事を集めた犯罪実話集の第2弾! 「ストランド・マガジン」掲載時のイラストもすべて収録。ヒラヤマ探偵文庫のオリジナル編集版となります。 「ストランド・マガジン」掲載記事8篇に加え、ウィリアム・ル・キューが1923年に出した単行本から、犯罪やスパイに関連する部分や怪僧ラスプーチンと切り裂きジャックに関する部分を抜粋して収録。これは切り裂きジャックに関する古典的な文献となっています。 ◆目次◆ 探偵の学校――ベルチョンの肖像写真の新分類法 アルダー・アンダーソン 変装の技術 ウィリー・クラークソン 郵便局の犯罪 オースチン・フィリップス ウィーンのラッフルズ ジョセフ・ゴロム なぜ人間は犯罪に惹かれるのか アンナ・キャサリン・グリーン 犯罪者の追跡 各国の探偵方法の比較 ジョセフ・ゴロム テムズ川警察との一夜 密輸業者の手口 阿片窟の一夜 「死人の日記」の著者 私の知っていること ウィリアム・ル・キュー (おことわり) 「英国犯罪実話集1」につきましては、版元在庫なしにつき、お取り扱いがありません。
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「柬埔寨(カンボジア)の月」(セクストン・ブレイク・コレクション1)
¥1,500
SOLD OUT
「柬埔寨(カンボジア)の月」(セクストン・ブレイク・コレクション1) 加藤朝鳥・訳 解説:湯浅篤志 判型:新書判 152ページ 価格:1650円 刊行:2022年4月 セクストン・ブレイク探偵と言えば、イギリスではシャーロック・ホームズと並んで、皆に愛された物語上の名探偵である。セクストン・ブレイクがイギリスの探偵小説界にデビューしたのが、1893(明治26)年のことであり、ハリー・ブリス(Harry Blyth)の書いた「失踪した百万長者(The Missing Millionaire)」という冒険小説からであった。 その後、セクストン・ブレイクを主人公とした物語がさまざまな雑誌に書き継がれたのは、欧米の探偵小説好きの人々にはよく知られていることである。1970年代後半まで、200~300人の作家たちによる4000あまりの物語が生まれていた。一人の作家が紡ぎ出す名探偵の物語ではなく、数多くの作家たちによって創作された探偵物語だったのであり、そこにセクストン・ブレイクシリーズの特徴があるといえるだろう。さらに、それらの物語を原作にして映画やラジオドラマ、テレビドラマも制作されて人気を博していた。また、イギリス以外の国でも、たくさんの作品が翻訳、出版されていた。
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「謎の無線電信」(セクストン・ブレイク・コレクション2)
¥1,000
「謎の無線電信」(セクストン・ブレイク・コレクション2) 森下雨村・訳 解説:湯浅篤志 判型:新書判 100ページ 価格:1,000円 刊行:2022年5月 大正・昭和時代の探偵小説雑誌、『新青年』初代編集長 森下雨村の翻訳による、セエクストン・ブレエク探偵シリーズ 「謎の無線電信」の初の単行本化 セエクストン・ブレエク探偵は、欧州大陸にまで名の聞こえた英国の大探偵である。大西洋を往復するグリーンスター汽船会社のワイルドフライ号の乗組員が、パナマを出てから五日後、突然、"CQ CQ CQ Blake London BM OC G2437 KO KO KO"という不思議な無線電信を受け取った。帰国後、ブレエク探偵へその謎の無線電信を渡したのであるが、ブレエクは、ふと英国外務省の秘密探偵ジェムス・グラニット・グラントのことを思いだした。グラントは秘密の任務のため、三ヶ月前、英国を後にしていたのである。 謎の電文からブレエクは、英国博物館内図書館の本に秘密があると読み、博物館に急いだ。しかし書棚にその本はなく、怪しい人物がこちらを見ていた。ブレエクは助手のチンカアにその人物を追跡させる一方で、一人の男がテーブルに凭れたまま絶命しているのを発見する。男の肘の下には求める本が開かれたままになっており、それはカリビアン海調査報告書だった。地図が切り取られており、男のポケットには「仮装舞踏会に赤薔薇をつけて来い」という電報が入っていた。 カリビアン海で窮地に陥っているグラントを助けるために、助手のチンカア、探偵犬ペドロとともに、小型汽船で最高速力のナンシイ号に乗り込むセエクストン・ブレエク探偵。大冒険活劇の始まりである。
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ニューヨーク・ネル 男装少女探偵
¥1,500
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「ニューヨーク・ネル 男装少女探偵」 著者:エドワード・L・ウィーラー他 訳者:平山雄一 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:1,500円 判型:新書判 刊行:2022年9月 19世紀の新聞やダイムノベルに掲載された女性探偵の活躍を集めた短編集! いわゆる“”推理小説“やミステリー”という枠組みからは漏れてしまった作品を収録した短編集。エドガー・アラン・ポーやコナン・ドイル、アガサ・クリスティやエラリー・クイーンのようなメジャー作家ではない無名の作家、作品を集めています。一般庶民や労働者、少年少女が読み捨てて、その後もほとんど顧みられることがなかったような作品ですが、だからこそメジャー作品にはない魅力が発見できるかもしれません。ヒラヤマ探偵文庫ならではの短編集。今まで知らなかった古くて新しい作品の魅力を見つけてみてください。 収録作品 暴露話もしくは女性探偵 (作者:無名氏) 少女探偵 (作者:無名氏) 指名手配犯 (作者:チャールズ・ハワード大尉) ずんぐり鼻 (作者:無名氏) マダム・デュシーヌのガーデン・パーティ (作者:エリザベス・バーゴイン・コルベット) ニューヨーク・ネル 男装少女探偵 (作者:エドワード・L・ウィーラー)
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ロンドン夜と昼 他の本では行けない場所ガイド
¥2,000
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2023年春の文学フリマ東京で販売されるヒラヤマ探偵文庫の新刊になります。 こちらの商品の発送は、5月22日以降になります。 「ロンドン夜と昼 他の本では行けない場所ガイド」 著者:サム・ランバート 訳者:平山雄一訳 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:2,000円 判型:新書判 刊行:2023年5月 第二次世界大戦が終わり、ようやく配給制度も廃止されて日常生活が戻ってきたロンドンをご紹介する、ちょっと一癖あるガ イドブックです。初版発行の1951年は、ジョン・ディクスン・カー「ビロー ドの悪魔」、ジョセフィン・テイ「時の娘」、ナイオ・マーシ ュ「ヴァルカン劇場の夜」などが発表されました。さらに本書 の底本第3版が出た53年は、アガサ・クリスティ「葬儀を終 えて」、そしてイアン・フレミング「カジノ・ロワイヤル」が 発表されました。ジェームズ・ボンドが活躍 したロンドンのレストラ ン、ナイトクラブ、彼が訪 れた様々な店、そして真夜 中のがらんとした通りを探検したいというのなら、ぜひ本書をお読みください。