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先人は遅れてくる~パリのガイドブックで東京の町を闊歩する3
¥1,870
「これは?」 「お玉です!」 それはわかる。しかし、今なぜここでお玉なのか。(本文より) コロナ渦中の町を歩き、近所で見かけた看板の言葉をきっかけに本当の言葉探しをはじめた「私」は、町を歩き、弘法大師と高野山から、『オズの魔法使い』、松任谷由実のドキュメンタリー番組、『西遊記』など何かを求める旅の物語に思いを馳せるうちに、半導体エンジニアの職へと導かれた出会いの記憶へと至って……。 訪ねた土地で芋づる式に記憶を蘇らせていく至福。 「このお玉がね、随分前から家の台所に仕舞ってありましてね、 いったいこれはなんだろうな、なんだろうなと思っていたんです」(本文より) ◉目次 第1章 半径1km圏内の言葉 第2章 弘法大師のご利益か 第3章 繰り返しの効能 第4章 先人は遅れてくる ◉書誌情報 新書判144頁カラー、並製本(カバー・帯付き) 定価 1,700円+税 ISBN 978-4-9910743-6-3 C0295 発行日:2024年3月15日 発行者:代わりに読む人 著者:友田とん 装画・挿画:いちろう 装幀:千葉美穂 編集協力:松井祐輔 校正:北村さわこ ◉著者略歴 友田とん(ともだ・とん) 作家・編集者。ひとり出版社・代わりに読む人代表。著書に『ナンセンスな問い』、『『百年の孤独』を代わりに読む』ほか。文芸雑誌『代わりに読む人』編集発行人。柏書房のWEBマガジンにて「地下鉄にも雨は降る」を連載中。敬愛する作家はガルシア=マルケスと後藤明生。
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パリのガイドブックで東京の町を闊歩する1 まだ歩きださない
¥770
正しい言葉なら、これほど長く考えつづけることはなかっただろう。 「パリのガイドブックで東京の町を闊歩する」 突然、啓示のように降ってきた言葉を口ずさむ「私」はそんなことが果たしてできるのだろうかと考えながら、住みなれたはずの東京の町を歩きはじめる。表参道へ、荻窪へ、そして神保町へ。パリのガイドブックを手にした「私」はどこにたどり着くのか。第1号はとあるものを求めて、2018年夏、炎天下の都内をくり返し行き来した記録である。 目次 目次 第一章 まだ歩きださない 第二章 フレンチトーストを求めて 第三章 ポストフレンチトーストを歩く 【書誌情報】 著者:友田とん 出版社:代わりに読む人 初版発行日:2019-4-26 新書版:カラー 47頁 ISBN:978-4-9910743-1-8 C0295 タカラ~ムの本棚店主のレビュー https://s-taka130922.hatenablog.com/entry/2019/04/20/013417
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パリのガイドブックで東京の町を闊歩する2 読めないガイドブック
¥1,650
待望の第2巻ついに発売!! フレンチトーストを求めて東京の町を歩いた第1巻に続く、「パリのガイドブックで東京の町を闊歩する」待望の第2巻がいよいよ刊行されます! まだ歩きださなかった第1巻に続く第2巻は『読めないガイドブック?』 さて、今回はどんな展開が待ち受けているのか。 ※11/10:こちらの商品は11月末頃に発売予定です。購入をご希望されるお客様はぜひご予約をお願いします。 書名:パリのガイドブックで東京の町を闊歩する2 読めないガイドブック 著者:友田とん サイズ:新書判カラー94ページ 価格:1,500円+税 発行者:代わりに読む人 ISBN 978-4-9910743-2-5 C0295 発売日 2020年11月30日 代わりに読む人商品紹介ページ https://www.kawariniyomuhito.com/paris-tokyo2.html
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一攫千金のウォリングフォード
¥3,100
2024年2月のCOMITIAで発表されたヒラヤマ探偵文庫の新刊になります。 「一攫千金のウォリングフォード」 著者:ジョージ・ランドルフ・チェスター 訳者:平山雄一 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:3,100円 判型:新書判 刊行:2024年2月 「法律は俺の友達だ!」 エラリー・クイーンが選んだ世界の名短編集『クイーンの定員』の第39番に選出された傑作短編集がヒラヤマ探偵文庫から登場です! 主人公のウォリングフォードは、アメリカ中を飛び回る詐欺師。彼が各地で繰り広げる壮大な詐欺ストーリーをぜひご堪能ください! 〈版元より〉 George Randolph Chester GET-RICHI-QUICK WALLINGFORD (1908)の全訳で、 著者のジョージ・ランドルフ・チェスター(一八六九~一九二四)はアメリカの作家、脚本家、映画監督です。 この本はエラリー・クイーンが選ぶ短編探偵小説の殿堂『クイーンの定員』の第三十九番として選出されていて、クイーンはこう書いています。 「黄金時代第一期はこのとき頂点を迎えた。ウォリングフォードの壮大な詐欺話は『一攫千金のウォリングフォー ド』から始まった。その題名ほど内容を的確に伝えるものはない。これはアメリカのビジネス・ゴロの成り上がりと転落を描いた楽しい物語だ」 ウォリングフォードと名乗る詐欺師の詐欺師が、全米をまたにかけてあちらこちらで善良でちょっと貪欲な人々を騙して金を巻き上げるという、痛快な短編集です。
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ラヴデイ・ブルックの事件簿
¥2,100
2023年秋の文学フリマ東京で販売されるヒラヤマ探偵文庫の新刊になります。 「ラヴデイ・ブルックの事件簿」 著者:キャサリン・ルイーザ・パーキス 訳者:平山雄一 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:2,100円 判型:新書判 刊行:2023年11月 ヒラヤマ探偵文庫が2023年秋に探偵小説好きの読者にお届けるのは、シャーロック・ホームズと同じ19世紀末に活躍した女性探偵ラヴデイ・ブルックを描く短編集です。たった一人で行動し決断する女性探偵ラヴデイ・ブルック。勤務する探偵事務所の所長とも対等に意見を交わし、所長からも一流の専門家として尊敬される彼女の活躍の物語をぜひとも堪能してほしいと思います。 〈版元より〉 『英国古典推理小説集』(岩波文庫)に一作品習得された短編集、キャサリン・ルイーザ・パーキス(Catherine Louisa Pirkis 一八三九~一九一〇)のThe Experiences of Loveday Brooke, Lady Detective (1894)の全訳です。収録作品は 玄関階段に残された黒い鞄 トロイテ・ヒルの殺人 レッドヒルの修道女 王女の復讐 短剣の絵 ファウンテイン・レーンの幽霊 失踪! の七作品で、どれも「シャーロック・ホームズのライバル」である女性私立探偵ラヴデイ・ブルックが見事解決をします。
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1930年のイギリス料理
¥3,100
2023年秋の文学フリマ東京で販売されるヒラヤマ探偵文庫の新刊になります。 「1930年のイギリス料理」 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:3,100円 判型:A5判 刊行:2023年11月 古き良き探偵小説を紹介するヒラヤマ探偵文庫が2023年秋にお届けするのは、なんと料理本! 1930年のイギリスの一般家庭の食卓を彩ったさまざまな料理のレシピが写真つきで掲載されています。およそ100年前のイギリス家庭料理を皆さんも再現してみませんか? 〈版元より〉 本書は “Bestway” Cookery Gift Book Sixth Book の翻訳です。 出版年は明記されていませんが、バースデーケーキの写真に「1930」とありますので、おそらく1930年か1931年の出版と思われます。 イギリスの一般家庭で供されることを想定した料理本ですが、出来上がりの写真が掲載されているのは珍しいと思います。 ケーキ パン・スコーン・ティーケーキ オードブル スープ 魚料理 寮の獲物と鶏肉 肉料理 熱いプディング 冷たいデザート セイボリーと朝食 野菜&サラダ ジャムとピクルス キャンディ&ボンボン サンドイッチ の各項目で、写真入りレシピを300種類以上ご紹介しています。 第一次世界大戦と第二次世界大戦のあいだ、探偵小説の黄金時代といわれたイギリスがイギリスらしかった最後の時代の家庭をお楽しみください。
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翻訳編吟13
¥500
SOLD OUT
翻訳同人:翻訳ペンギン製作の翻訳同人誌。2023年秋の文学フリマ東京で販売された最新第13号です! こちらの商品は、商品入荷後順次発送となります。 ■収録作品 アルジャーノン・ブラックウッド「ダッフルバッグ」 作者不詳「黒いルドルフのミサ曲~クリスマスの物語~」 ヒューム・ニズベット「古い肖像画」 セアラ・オーン・ジュエット「感謝祭の前日の夜」 フランク・R・ストックトン「ロンディーン町の時計の話」 チューダー・ジェンクス「ドラゴンのおはなし」 アンドルー・ラング「怠け者のアプレイウス」
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ほんやく日和vol.4
¥1,100
ほんやく日和 19-20世紀女性作家作品集 vol.4 同人倶楽部 ほんやく日和 関西圏で活動する翻訳者が集まって結成された『同人倶楽部 ほんやく日和』による同人誌。2019年に発行されたvol.1、2020年に発行されたvol.2、2021年に発行されたvol.3に続く待望の第4号です。 vol.4は過去3冊に比べてボリュームアップ! 10作品が収録されています。 「動物の子ども図鑑 その四」イーディス・ブラウン・カークウッド文/M・T・ロス絵 「パティ、大学へ行く」ジーン・ウェブスター 「名探偵ベイリスと空想の助手」キャロリン・ウェルズ 「運命」アダ・ネグリ 「長い道のり」エレノア・ポーター 「小さな黄色のモカシン」ジェーン・ペンツァー・マイヤーズ 「ゴーストフラワー、または白いクロウタドリの話」ジェーン・ペンツァー・マイヤーズ 「双子」イーディス・ネズビット 「ジョゼフィンを結婚させるには」エリザベス・ジョーダン 「四月の雨」イーディス・ウォートン
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二重の影
¥800
SOLD OUT
「二重の影」(森下雨村少年少女探偵小説コレクション1) 著者:森下雨村 解説:湯浅篤志 判型:新書判 70ページ 価格:800円 刊行:2023年9月 本巻には、佐川春風名義「幻の男」(『日本少年』大正13年1月号) と森下雨村名義「二重の影」(『少女倶楽部』大正12年1月号~4月 号)の二作品が収録されている。 「幻の男」は、江戸川乱歩「怪人二十面相」において博物館の館長に 化けるトリックの元ネタになった作品であるといわれている。主人公 の河合茂夫少年は、『日本少年』における雨村の少年探偵シリーズキ ャラクターである。掲載された『日本少年』大正13年1月号は、「少 年努力成功号」という特集であるが、関東大震災後なので、肩の凝ら ない、少年探偵の成功物語を、雨村は描きたかったのだろう。今回、 ようやく復刻することができた。 「二重の影」は、『少女倶楽部』創刊号から四ヶ月間連載された作品 である。創刊号からの掲載なので、力のこもった作品になっている。 ほぼ同時期に、雨村は『少年倶楽部』にも佐川春風名義で「少年探偵 富士夫の冒険」を連載していた。雑誌の読者集団が異なるので、その 書きぶりの違いに注目してほしい。 主人公、澤本美智子の目線にそって描かれた殺人事件は、『少女倶 楽部』の読者達に寄り添い、共感しやすいものなっていた。そこに は、生活に密着しながら、少しでも冒険を夢見る〈少女〉がいたので ある。はたして「二重の影」の「二重」とは、いったい何を意味する のであろうか。
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ある刑事の冒険談
¥2,100
「ある刑事の冒険談」 著者:ウォーターズ 訳者:平山雄一 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:2,100円 判型:新書判 刊行:2023年9月 本書は、Recollections of A Detective Police-Officer Second Series の全訳である。 ヒラヤマ探偵文庫既刊の『ある刑事の回想録』の続刊として、一八五九 年にロンドンのW.Kent社版から出版された。 一部では、シャーロック・ホームズ・シリーズが、初めての同一主人公 の連載読み切り短編探偵小説シリーズであり、そのおかげで人気を博すよ うになったとも言われているが、実際にはこのシリーズのように、すでに 連載読み切り短編という形式は存在していた。しかもチェンバース・エジ ンバラ・ジャーナルはコナン・ドイルの生まれ故郷エジンバラで発行され ていた雑誌なのだから、彼が子供の頃に手に取っていた可能性もある。 (もちろんコナン・ドイルは一八五九年生まれなので、もし読めたとして も古雑誌だったかもしれないが)。ただ毎月毎号掲載されたわけではな い。もっともそれくらいしかホームズ・シリーズとの差はない。われわれ が知らないだけであって、歴史は黙って繰り返されているのではないだろ うか。
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翻訳文学紀行Ⅴ
¥1,210
翻訳文学同人「ことばのたび社」による翻訳同人アンソロジーの記念すべき第5弾! 第5巻となる本書では、スワヒリ語文学(タンザニア)、中国語文学(中国)、ドイツ語文学(イタリア)、ポーランド語文学(ポーランド)、チェコ語文学(チェコ)といった世界のバラエティ豊かな言語による個性的な作品たちをそれぞれの翻訳者が読者の皆さんにお届けします。 収録作品 「バレンズィ」スワヒリ語文学(タンザニア) E・ケジラハビ著/小野田風子訳 「文天祥詩選」中国語文学(中国) 文天祥著/村田真由訳 「ロンボ」[抄訳]ドイツ語文学(イタリア) エスター・キンスキー著/中村峻太郎訳 「私はバリケードを築いていた」[抄訳]ポーランド語文学(ポーランド) アンナ・シヴィルシュチンスカ著/山本悠太朗訳 「ベター・ライフ」チェコ語文学(チェコ) ミハエラ・クレヴィソヴァー著/家田恭訳
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林檎の種
¥800
「林檎の種」 馬場孤蝶・訳 解説:湯浅篤志 判型:新書判 68ページ 価格:800円 刊行:2023年8月 銀行頭取を狙った連続殺人事件の犯人は? 1922年創刊されたばかりの「週刊朝日」に翻訳連載された馬場孤蝶訳の探偵小説! 銀行の頭取らを狙った連続殺人事件が発生。犯人は、殺人直後に犯行の電話を新聞社にかけていた。事件現場に残された「Z」と書かれた赤い紙切れと林檎の種。犯人は、殺人予告の手紙を送り、厳重な警戒の中でもやすやすと殺人を実行してしまう。新聞記者のシャムウェーは、殺人犯を捕まえるべくある計画を起こす。はたして、犯人は見つかるのか? 2023年5月30日号をもって休刊となった「週刊朝日」が創刊されたばかりの1922年(大正11年)に連載された探偵小説です。訳者は、当時探偵小説を読みふけっていたという馬場孤蝶。原作はエドウィン・ベアードの「Z」になります。
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英国犯罪実話集2
¥2,100
「英国犯罪実話集2」 ウィリアム・ル・キュー他・著 平山雄一・訳 判型:新書判 196ページ 価格:2100円 刊行:2028年8月 切り裂きジャックの正体を明かした怪僧ラスプーチンの書類とは? シャーロック・ホームズやマーティン・ヒューイットが連載された「ストランド・マガジン」は、様々な記事を載せる総合雑誌でもありました。 ロンドンの都会生活を余すことなく描き出していた「ストランド・マガジン」の中でも人気だったのが、犯罪実話記事です。 本書「英国犯罪実話集2」は、「ストランド・マガジン」に掲載された各種犯罪実話、犯罪捜査手法関係の記事を集めた犯罪実話集の第2弾! 「ストランド・マガジン」掲載時のイラストもすべて収録。ヒラヤマ探偵文庫のオリジナル編集版となります。 「ストランド・マガジン」掲載記事8篇に加え、ウィリアム・ル・キューが1923年に出した単行本から、犯罪やスパイに関連する部分や怪僧ラスプーチンと切り裂きジャックに関する部分を抜粋して収録。これは切り裂きジャックに関する古典的な文献となっています。 ◆目次◆ 探偵の学校――ベルチョンの肖像写真の新分類法 アルダー・アンダーソン 変装の技術 ウィリー・クラークソン 郵便局の犯罪 オースチン・フィリップス ウィーンのラッフルズ ジョセフ・ゴロム なぜ人間は犯罪に惹かれるのか アンナ・キャサリン・グリーン 犯罪者の追跡 各国の探偵方法の比較 ジョセフ・ゴロム テムズ川警察との一夜 密輸業者の手口 阿片窟の一夜 「死人の日記」の著者 私の知っていること ウィリアム・ル・キュー (おことわり) 「英国犯罪実話集1」につきましては、版元在庫なしにつき、お取り扱いがありません。
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「柬埔寨(カンボジア)の月」(セクストン・ブレイク・コレクション1)
¥1,500
「柬埔寨(カンボジア)の月」(セクストン・ブレイク・コレクション1) 加藤朝鳥・訳 解説:湯浅篤志 判型:新書判 152ページ 価格:1650円 刊行:2022年4月 セクストン・ブレイク探偵と言えば、イギリスではシャーロック・ホームズと並んで、皆に愛された物語上の名探偵である。セクストン・ブレイクがイギリスの探偵小説界にデビューしたのが、1893(明治26)年のことであり、ハリー・ブリス(Harry Blyth)の書いた「失踪した百万長者(The Missing Millionaire)」という冒険小説からであった。 その後、セクストン・ブレイクを主人公とした物語がさまざまな雑誌に書き継がれたのは、欧米の探偵小説好きの人々にはよく知られていることである。1970年代後半まで、200~300人の作家たちによる4000あまりの物語が生まれていた。一人の作家が紡ぎ出す名探偵の物語ではなく、数多くの作家たちによって創作された探偵物語だったのであり、そこにセクストン・ブレイクシリーズの特徴があるといえるだろう。さらに、それらの物語を原作にして映画やラジオドラマ、テレビドラマも制作されて人気を博していた。また、イギリス以外の国でも、たくさんの作品が翻訳、出版されていた。
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「謎の無線電信」(セクストン・ブレイク・コレクション2)
¥1,000
「謎の無線電信」(セクストン・ブレイク・コレクション2) 森下雨村・訳 解説:湯浅篤志 判型:新書判 100ページ 価格:1,000円 刊行:2022年5月 大正・昭和時代の探偵小説雑誌、『新青年』初代編集長 森下雨村の翻訳による、セエクストン・ブレエク探偵シリーズ 「謎の無線電信」の初の単行本化 セエクストン・ブレエク探偵は、欧州大陸にまで名の聞こえた英国の大探偵である。大西洋を往復するグリーンスター汽船会社のワイルドフライ号の乗組員が、パナマを出てから五日後、突然、"CQ CQ CQ Blake London BM OC G2437 KO KO KO"という不思議な無線電信を受け取った。帰国後、ブレエク探偵へその謎の無線電信を渡したのであるが、ブレエクは、ふと英国外務省の秘密探偵ジェムス・グラニット・グラントのことを思いだした。グラントは秘密の任務のため、三ヶ月前、英国を後にしていたのである。 謎の電文からブレエクは、英国博物館内図書館の本に秘密があると読み、博物館に急いだ。しかし書棚にその本はなく、怪しい人物がこちらを見ていた。ブレエクは助手のチンカアにその人物を追跡させる一方で、一人の男がテーブルに凭れたまま絶命しているのを発見する。男の肘の下には求める本が開かれたままになっており、それはカリビアン海調査報告書だった。地図が切り取られており、男のポケットには「仮装舞踏会に赤薔薇をつけて来い」という電報が入っていた。 カリビアン海で窮地に陥っているグラントを助けるために、助手のチンカア、探偵犬ペドロとともに、小型汽船で最高速力のナンシイ号に乗り込むセエクストン・ブレエク探偵。大冒険活劇の始まりである。
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ニューヨーク・ネル 男装少女探偵
¥1,500
SOLD OUT
「ニューヨーク・ネル 男装少女探偵」 著者:エドワード・L・ウィーラー他 訳者:平山雄一 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:1,500円 判型:新書判 刊行:2022年9月 19世紀の新聞やダイムノベルに掲載された女性探偵の活躍を集めた短編集! いわゆる“”推理小説“やミステリー”という枠組みからは漏れてしまった作品を収録した短編集。エドガー・アラン・ポーやコナン・ドイル、アガサ・クリスティやエラリー・クイーンのようなメジャー作家ではない無名の作家、作品を集めています。一般庶民や労働者、少年少女が読み捨てて、その後もほとんど顧みられることがなかったような作品ですが、だからこそメジャー作品にはない魅力が発見できるかもしれません。ヒラヤマ探偵文庫ならではの短編集。今まで知らなかった古くて新しい作品の魅力を見つけてみてください。 収録作品 暴露話もしくは女性探偵 (作者:無名氏) 少女探偵 (作者:無名氏) 指名手配犯 (作者:チャールズ・ハワード大尉) ずんぐり鼻 (作者:無名氏) マダム・デュシーヌのガーデン・パーティ (作者:エリザベス・バーゴイン・コルベット) ニューヨーク・ネル 男装少女探偵 (作者:エドワード・L・ウィーラー)
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ロンドン夜と昼 他の本では行けない場所ガイド
¥2,000
SOLD OUT
2023年春の文学フリマ東京で販売されるヒラヤマ探偵文庫の新刊になります。 こちらの商品の発送は、5月22日以降になります。 「ロンドン夜と昼 他の本では行けない場所ガイド」 著者:サム・ランバート 訳者:平山雄一訳 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:2,000円 判型:新書判 刊行:2023年5月 第二次世界大戦が終わり、ようやく配給制度も廃止されて日常生活が戻ってきたロンドンをご紹介する、ちょっと一癖あるガ イドブックです。初版発行の1951年は、ジョン・ディクスン・カー「ビロー ドの悪魔」、ジョセフィン・テイ「時の娘」、ナイオ・マーシ ュ「ヴァルカン劇場の夜」などが発表されました。さらに本書 の底本第3版が出た53年は、アガサ・クリスティ「葬儀を終 えて」、そしてイアン・フレミング「カジノ・ロワイヤル」が 発表されました。ジェームズ・ボンドが活躍 したロンドンのレストラ ン、ナイトクラブ、彼が訪 れた様々な店、そして真夜 中のがらんとした通りを探検したいというのなら、ぜひ本書をお読みください。
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ボンド街の歯科医師事件(セクストン・ブレイク・コレクション3)
¥1,200
2023年春の文学フリマ東京で販売されるヒラヤマ探偵文庫の新刊になります。 こちらの商品の発送は、5月22日以降になります。 「ボンド街の歯科医師事件(セクストン・ブレイク・コレクション3)」 著者:H・H・クリフォード・ギボンズ 訳者:平山雄一 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:1,200円 判型:新書判 刊行:2023年5月 ヒラヤマ探偵文庫では、今まで大正時代に翻訳されたセクストン・ブレ イク作品をお届けしてきましたが、今回はいよいよ新訳をご紹介します。 はたして森下雨村の「謎の無線電信」や加藤朝鳥の「東埔寨の月」といった素晴らしい訳文に追いつけるかどうかはわかりませんが、できるだけ原文に忠実に、完訳でお届けします。 ロンドンでは、持ち主しか知らない秘密の場所に隠してある貴重品が盗まれる怪事件が立て続けに起こります。スコットランド・ヤードは途方に暮れるのですが、その事件を見事解決するベイカー街の名探偵セクストン ・ブレイクと友人で冒険家のロウレス閣下、そして助手のティンカー少年の活躍を、どうぞお楽しみください。 もちろんお馴染みの仇敵、キュー教授やカーラック伯爵も登場します。 さらに短編として「金歯」を収録しました。 そしてアガサ・クリスティ研究の第一人者である数藤康雄さんに、解説をいただきました。クリスティははたしてセクストン・ブレイクを読んで いたのでしょうか。
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翻訳編吟12
¥500
SOLD OUT
【在庫復活】 間借り棚の終了、商品入れ替え等により店頭から回収した分をオンライン在庫として復活しました! 翻訳同人:翻訳ペンギン製作の翻訳同人誌。2023年春の文学フリマ東京で販売される最新第12号です! ■収録作品 アルジャーノン・ブラックウッド「事前従犯」 ロバート・バー「バルコニーの麗人」 アルフレッド・コルベック「狂ったコンパス」 ウィラ・キャザー「ウィリアム・タヴェナーの心情」 ジュリアス・ロング「遅れてきた会葬者」 トマス・バーク「麗しきお化けたち」 フランク・R・ストックトン「ブラー&ポディントン協定」 アルジャーノン・ブラックウッド「ライオンを巡る冒険」
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山﨑ノ箱 ロマンチック★過失漫画
¥1,760
「吟醸掌篇」の編集工房けいこう舎初の単行本! 「吟醸掌篇」の装幀を手掛けてきた山﨑まどかさん初にして驚異の漫画作品集! ウェブ連載時より「往年の「ガロ」を思わせる」と話題を集めた「山﨑ノ箱」に描き下ろしと、路上生活者などの支援を行う社団法人あじいるが発行する冊子「あじいる」に掲載された作品をあわせた作品集です。 ■本書カバー扉より どんなに早く走ろうと焦ってもスローモーションのように地団駄踏むばかり。 《この本にある十三のお話は、三十六ヶ月の間に私自身の認知枠が捉えた心象風景だ 結婚と出産、新たな仕事への挑戦でほぼ適応障害に陥りパニックに苦しんだこと、誰よりも近くに存在した愛犬との離別、緊急事態宣言下の夜回りや「あじいる」+「あうん」、救いのように立ち現れてきた人など、私が感じた日常の断片です。》(「序」から) ……イラストレーター・デザイナーの傍ら支援の現場で働く著者初の、そして驚異の漫画作品集! 往年の「ガロ」か!と話題になったウェブ連載作品「山﨑ノ箱」(2020~23年)に、描き下ろし1本と、山谷生まれの冊子「あじいる」掲載作品を収録!(編集部) ■著者について 山﨑まどか 1966年東京生まれ。東京デザイン専門学校卒。 広告、出版、印刷、中間支援を経て福祉、相談業務へ。 2008年、NPO自立生活サポートセンター・もやいに出会い、その後、冊子づくりを機に「あじいる」に参加。 装幀の仕事に『吟醸掌篇』(けいこう舎)、『貧困待ったなし!-とっちらかりの10年間』(もやい、岩波書店)、『お袖をつかんで』(吉永岳彦、てるふる)など。 ■書誌データ 「山﨑ノ箱」 著者:山﨑まどか 出版社:編集工房けいこう舎・りぷれブックス 価格:1,600円+税
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囁く電話
¥2,000
2023年春の文学フリマ東京で販売されるヒラヤマ探偵文庫の新刊になります。 こちらの商品の発送は、5月22日以降になります。 「囁く電話」 著者:ヘンリー・レヴェレージ 訳者:加藤朝鳥、平山雄一 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:2,000円 判型:新書判 刊行:2023年5月 アメリカの作家、ヘンリー・レヴェレージ(1879~1931)は、第一次世界大戦後において、多作で成功したパルプ・フィクション作家の一人である。1914年、彼は、車を盗んだ罪(後に盗品受領となる)で、ニューヨーク州のシンシン刑務所(最高の警備レベル)に収監された。しかし、彼はそこで"The Twinkler"(1916)という小説を書き、映画にもなった。刑務所の中で書いた作品ということが宣伝文句だった。出獄後には、「囁く電話("Whispering Wires")」(1918)を書き、これも映画化(1926)され、作家として名前を知られるようになっている。本巻に収録した「囁く電話」は、1922年『新青年』に発表された加藤朝鳥の翻訳が中絶してしまったのをうけて、その続きを現代の翻訳家の平山雄一が最後まで訳し、完成させたものである。
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シャーロック・ホームズ研究2
¥1,600
ヒラヤマ探偵文庫sh02「シャーロック・ホームズ研究2」 著者:平山雄一 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:1,600円 判型:新書判 刊行:2023年3月 著者の言葉 2023年3月19日に日本シャーロック・ホームズ・クラブ大会が開催され、その場で講演することになりました。せっかくですので、これにあわせて「シャーロック・ホームズ研究2」を出すことにしました。 今まで発表した平山のホームズ研究を集めたものですが、そのほとんどは若い頃の作品ですので、お読みになった方も少ないのではないでしょうか。 目玉は「S・ホームズと大予言」で、ノストラダムスがホームズ物語を予言していたというものです。 収録作品 「心の郷愁の国」 「最後の挨拶」の著者とは? 「ワトスンの推理法修業」の方言版 「ボール箱」のかくれた真実 チャールズ・オーガスタス・チャールストン 一九八八年 ロンドン巡礼の旅 高田義一郎のホームズパロディについて S・ホームズと大予言
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血闘
¥2,000
ヒラヤマ探偵文庫24「血闘」 著者:三上於菟吉 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:2,000円(税込) 判型:新書判 刊行:2023年1月 『雪之丞変化』だけじゃない! 日本のバルザック、三上於菟吉の描く 最初の長篇探偵小説!! 老実業家、大川信兵衛は、丸の内の帝京ビルディングの二階の角部屋にあるオフィスで関東大震災に遭遇した。秘書の山口詮一とタイピストの藤村なみ子がいっしょである。地震の大きな揺れとともに、デスクに座っていた大川のところへ天井が崩れ落ち、コンクリートの破片と鉄材によって、大川は押しつぶされてしまった。さいわい山口と藤村なみ子は助かったが、山口は亡くなった大川社長のポケットから黄金色の鍵束を抜き取った。それを目撃したなみ子。山口は彼女を始末しようとしたが、再び大きな揺り返しがやってきた。二人のところにも、コンクリートの塊が崩れ落ちてきたのである。――山口は無事だった。しかし、なみ子の姿が見えない。山口はこの機を利用して、大川社長の莫大な資産を乗っ取ろうと考えたのだ。 そんなとき、大川の息子芳一がアメリカで生きていて、帰国するということが新聞報道される。山口は芳一を無き者にしようと思い、秘密結社鉄血団の堀江を訪ねた。堀江は、芳一が帰朝する船の大洋丸に乗り込むが、そこへ現れたのが、アメリカで浪人をしていた細沼冬夫という男だった。さらに大川のところへは「キケンアリ、ケイカイセラレヨ――センチウモユダンスルナ N・F」という不思議な無線電信も届けられた。
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写真集 女王陛下のロンドン
¥1,000
2022年秋の文学フリマ東京で販売されるヒラヤマ探偵文庫の新刊になります。 こちらの商品の発送は、11月21日以降になります。 「写真集 女王陛下のロンドン」 訳者:平山雄一 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:1,000円 判型:A5版 刊行:2022年11月 「写真集 1906年のロンドン」の補遺版となる写真集。1897年版を1906年版に改訂する際に削除された写真をまとめたもので、「1896年のヴィクトリア女王即位60周年記念パレード」の写真が入っています。前回同様、QRコードが添付されており、写真風景地の現在の様子をGoogleマップで確認できるようになっています。