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森下雨村犯罪実話集
¥1,200
「森下雨村犯罪実話集」 森下雨村 湯浅篤史・編 判型:新書判 110ページ 価格:1200円 刊行:2024年9月 フランスの名探偵ギュスターヴ・マセやゴロンが活躍する実話やウィルキー・コリンズ「月長石」やS・S・ヴァン・ダイン「グリーン家殺人事件」に影響を与えた「コンスタンス・ケント事件」などの大正、昭和の探偵小説ブームを牽引した森下雨村が蒐集してきた西欧犯罪実話から描いた作品集です。 (編者解説) 本巻には、「死体を無くした男」「冷酷無情 カザリン・ヘーズ」「コンスタンス・ケント事件」「鼠を飼う死刑囚」「十五萬ポンドの頸飾」「噫無情」の六編の英仏犯罪実話が収録されている。 「死体を無くした男」は、パリ警視庁のギュスターヴ・マセの活躍、「冷酷無情 カザリン・ヘーズ」は、カザリン・ヘーズの残虐な殺人をそれぞれ描いている。「コンスタンス・ケント事件」は、ウィルキー・コリンズ「月長石」やS・S・ヴァン・ダイン「グリーン家殺人事件」に影響を与えたといわれる事件であった。「鼠を飼う死刑囚」は、アーサー・グリフィスが描く、動物好きの死刑囚の話であり、「十五萬ポンドの頸飾」は、フランスからイギリスに送った十五萬ポンドの頸飾がすり替えられたところから始まる話だ。「噫無情」は、マセと並ぶフランスの名探偵ゴロンの捜査法を語っていた。いずれの作品も、森下雨村の好みが伝わる、読み応えのある犯罪実話であるといえるだろう。 ■目次 死体を無くした男 冷酷無情 カザリン・ヘーズ コンスタンス・ケント事件 鼠を飼う死刑囚 十五萬ポンドの頸飾 噫無情
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英国犯罪実話集3
¥2,100
「英国犯罪実話集3」 アルフォンス・ベルティヨン他・著 平山雄一・訳 判型:新書判 198ページ 価格:2100円 刊行:2024年9月 事件発生から七年後に発表された切り裂きジャック事件のパンフレット収録! ストランド・マガジンのイラストを多数収録したヒラヤマ探偵文庫オリジナル編集によるイギリスの犯罪実話集の第3弾です! 今回もストランド・マガジンに掲載された犯罪関係の記事を集めてすべてのイラストを収録、さらに1895年にカナダで発行された、ウェインライト事件と切り裂きジャック事件を描いた実話パンフレット全訳を収録(『犯罪と犯罪者の記録 第一号』)しました。新聞記事以外で、切り裂きジャックについて書かれた最初期の資料ではないでしょうか。 収録作品は以下の通りです。 ■目次 『小説のような犯罪実話譚 二人の有名スコットランド・ヤード刑事の体験談』 『エジプトの「シャーロック・ホームズ」ベドウィン族追跡者の方法』 『証言の価値とは何か?』 『最新犯罪捜査法グロス・システム』 『ラッフルズは実在するのか? 紳士強盗の伝説』 『犯罪者は外科手術で治癒できるのか?』 『裁判所の風景――刑事法廷』 『世界最大の探偵事務所ピンカートン社の歴史』 『犯罪と犯罪者の記録 第一号』 (おことわり) 「英国犯罪実話集1」につきましては、版元在庫なしにつき、お取り扱いがありません。 「英国犯罪実話集2」につきましては、在庫僅少となっております。
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趣味のモダン・アラカルト 大正・昭和・戦後のひととき
¥1,700
2024年5月の文学フリマ東京で発表されたヒラヤマ探偵文庫の新刊になります。 「趣味のモダン・アラカルト」 著者:湯浅篤志 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:1,700円 刊行:2024年5月 大正文学研究者の著者がインターネット上のブログに書き綴ったものから〈趣味のモダン〉というテーマで抜粋し、一部加筆修正等行ったエッセイ集です。論創社から2010年に刊行された「夢見る趣味の大正時代-作家たちの散文風景-」の続編ともいえるエッセイ集になります。 大正から昭和、そして戦後へと続く、文人、世間の〈趣味〉への関わり方が書かれています。 巻末には、青木槐三が昭和4年に「サンデー毎日」に掲載した「駅弁名物 汽車の旅」の解説も収録。昭和初期の駅弁に興味のある方は必読です。 〈版元より〉 大正、昭和から戦後へと続く、文人、世間の〈趣味〉への関わり方をとりあげたエッセイ集。大正文学研究者、湯浅篤志『夢見る趣味の大正時代』(論創社、2010)の続編になります。大正の初めは不景気の時代でした。すぐに第一次世界大戦が始まり、関東大震災があり、昭和を迎えます。モダンの喧噪にあけくれ、辛く悲しい戦争を生き、戦後なってようやく生活を取り戻すことができました。そうした時代を生きてきた市井の人々は、どのようにして普通の生活を楽しんできたのでしょうか。文化の先端に触れ続ける文人たちの〈趣味〉のまなざしを通して、世間の流行や現象にに切り込んでいきます。また、鉄道ジャーナリスト青木槐三が昭和4年に書いた「駅弁名物 汽車の旅」(『サンデー毎日』所収)を取り上げ、日本全国の駅弁を紹介します。こんなにたくさんの美味しそうな駅弁があったんですね。戦前の駅弁研究家は必携です。
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テリーの日本案内 大正3年版
¥1,900
2024年5月の文学フリマ東京で発表されたヒラヤマ探偵文庫の新刊になります。 「テリーの日本案内 大正3年版」 訳者:平山雄一 発行:ヒラヤマ探偵文庫 価格:1,900円 刊行:2024年5月 東京駅が開業し、宝塚歌劇団が第一回公演を行った大正3年。夏目漱石が「こころ」の連載を開始し、コナン・ドイルが「恐怖の谷」の連載を開始した大正3年。そして、新シーズン「柱稽古編」の放送が2024年5月からスタートした人気アニメ「鬼滅の刃」の舞台となっている大正時代。そんな時代の日本の歩き方を示したガイドブックの翻訳版です。 日本への渡航方法から費用、日本での過ごし方やそこに暮らす人々に関することまで記された大正時代の日本旅行ガイドブックです。 〈版元より〉 本書は Terry`s Japanese Empire including Korea and Formosa, A Guidebook for Travellers (T. Philip Terry, Houghton Mifflin Company, 1914)の、日本旅行における一般的な情報の 中から現代の読者の興味をそそりそうな部分を選んで翻訳したものです。大正時代の旅 行ガイドブックは国内にも多数ありましたが、当時の人にとっては当たり前のことでも、 現代人には予想もつかないこともたくさんあります。それは当時の外国人にとっても同 じことで、そういう細かな点を丁寧に解説してくれているのが、われわれにとってまた とない情報になるでしょう。 この本が出版された 1914 年は大正 3 年です。事態背景としては、海軍の大規模汚職事 件であるシーメンス事件、東京駅開業、宝塚少女歌劇第一回公演、夏目漱石『こゝろ』 連載開始、コナン・ドイル『恐怖の谷』連載開始、第一次世界大戦勃発、パナマ運河開 通、雑誌『少年倶楽部』創刊といったことがありました。 また『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴)の時代設定を研究した泉国さんによると、物語がはじ まったのはこの前年大正 2 年だそうです。 詳しくは https://kimetsu-i.com/jidaisettei-taisyou-nannnenn/
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パリのガイドブックで東京の町を闊歩する1 まだ歩きださない
¥770
正しい言葉なら、これほど長く考えつづけることはなかっただろう。 「パリのガイドブックで東京の町を闊歩する」 突然、啓示のように降ってきた言葉を口ずさむ「私」はそんなことが果たしてできるのだろうかと考えながら、住みなれたはずの東京の町を歩きはじめる。表参道へ、荻窪へ、そして神保町へ。パリのガイドブックを手にした「私」はどこにたどり着くのか。第1号はとあるものを求めて、2018年夏、炎天下の都内をくり返し行き来した記録である。 目次 目次 第一章 まだ歩きださない 第二章 フレンチトーストを求めて 第三章 ポストフレンチトーストを歩く 【書誌情報】 著者:友田とん 出版社:代わりに読む人 初版発行日:2019-4-26 新書版:カラー 47頁 ISBN:978-4-9910743-1-8 C0295 タカラ~ムの本棚店主のレビュー https://s-taka130922.hatenablog.com/entry/2019/04/20/013417
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パリのガイドブックで東京の町を闊歩する2 読めないガイドブック
¥1,650
待望の第2巻ついに発売!! フレンチトーストを求めて東京の町を歩いた第1巻に続く、「パリのガイドブックで東京の町を闊歩する」待望の第2巻がいよいよ刊行されます! まだ歩きださなかった第1巻に続く第2巻は『読めないガイドブック?』 さて、今回はどんな展開が待ち受けているのか。 ※11/10:こちらの商品は11月末頃に発売予定です。購入をご希望されるお客様はぜひご予約をお願いします。 書名:パリのガイドブックで東京の町を闊歩する2 読めないガイドブック 著者:友田とん サイズ:新書判カラー94ページ 価格:1,500円+税 発行者:代わりに読む人 ISBN 978-4-9910743-2-5 C0295 発売日 2020年11月30日 代わりに読む人商品紹介ページ https://www.kawariniyomuhito.com/paris-tokyo2.html