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囁く電話

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2023年春の文学フリマ東京で販売されるヒラヤマ探偵文庫の新刊になります。
こちらの商品の発送は、5月22日以降になります。

「囁く電話」
著者:ヘンリー・レヴェレージ
訳者:加藤朝鳥、平山雄一
発行:ヒラヤマ探偵文庫
価格:2,000円
判型:新書判
刊行:2023年5月

アメリカの作家、ヘンリー・レヴェレージ(1879~1931)は、第一次世界大戦後において、多作で成功したパルプ・フィクション作家の一人である。1914年、彼は、車を盗んだ罪(後に盗品受領となる)で、ニューヨーク州のシンシン刑務所(最高の警備レベル)に収監された。しかし、彼はそこで"The Twinkler"(1916)という小説を書き、映画にもなった。刑務所の中で書いた作品ということが宣伝文句だった。出獄後には、「囁く電話("Whispering Wires")」(1918)を書き、これも映画化(1926)され、作家として名前を知られるようになっている。本巻に収録した「囁く電話」は、1922年『新青年』に発表された加藤朝鳥の翻訳が中絶してしまったのをうけて、その続きを現代の翻訳家の平山雄一が最後まで訳し、完成させたものである。

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